こんな子供に育ってほしい

 今日、「心が温かくなった出来事」、「こんな子供に育ってほしい」と思ったことがありましたので、紹介します。

 

 毎朝、校門で子供たちの登校を見守った後、各昇降口を回るようにしています。

 

 以前、ご紹介したように1・2年生の昇降口では、1年生の有志が自分の学級だけでなく1・2年全学級の子供たちの靴をきれいに揃える活動を行っています。(随時、5~6人)

 

 すると今日は、靴箱にある物が置きっぱなしになっていました。おそらく、上履きに履き替えた時にすっかりと忘れてしまったのでしょう。

 

 名前が書いてあったので、その学級に持っていきました。

 担任からは「校長先生に、ちゃんとお礼言わなければね!」と促され、その子は、私に丁寧にお礼をしてくれました。

 

 その後でした。教室を出ると、その学級の2人の子供が近づいてきて

『校長先生、〇〇さんの落とし物を届けてくれて、ありがとうございました。』と深々とお辞儀をしてくれたのです。

 一瞬、目がまん丸くなり「ど・・どういたしました」と返すことしできませんでした。

 

 担任から言われた訳ではありませんでした。普段からの学級での指導・環境なのか、家庭で普段から身に付いているのか分かりませんが、とても心が温かくなりました。

 この2人は、偶然にも同じ名前のYさんでした。

 

 自分のことでさえ、お礼を言えるのが精一杯の1年生ですが、学級の友だちのことに対してもお礼を言うことができた2人。このような子供たちがたくさん増えていけば、真心いっぱいの枝川小学校に成長していくと確信しました。 

更新日:2022年12月09日 12:32:13